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自己啓発

最終的にすべての会社員が無能になる!?

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photo by NOAA Photo Library

2019.3.29
From ブライアン・トレーシー

ピーターの法則

ローレンス・ピーター著『[新装版] ピーターの法則 「階層社会学」が暴く会社に無能があふれる理由』(ダイヤモンド社刊)というベストセラーがあります。

何百万という読者の目を開かせた同書の主張は「組織人は与えられた職責を果たし、結果を出すことで昇進を重ねていく。しかし昇進するうちにやがて、与えられた職責を満足に果たせないレベルに到達する。その時点で昇進はストップし、キャリアは横這いになる」というものです。

その結果、「最終的にはすべての人がおのおのの無能レベルに到達する」と。

ピーターの批判的観察によれば、どこの大組織のどのポストも、いつかは、無能レベルに達した人間によって占められるといいます。彼らはそのポストに求められる職責を果たせず、かといって昇進したり降格されたりするわけでもない。その結果、あらゆる組織、とくに政府組織は、最終的には無能な人々で埋め尽くされるというのです。この説に立てば、官僚機構のお粗末な仕事ぶりも予算の無駄遣いも説明がつきます。

問題解決能力

あなたも同じことになる可能性があります。就職すると何らかのポストを与えられ、そのレベルで問題を解決し、結果を出すことを求められるのです。現ポストで職責を果たせることを実証すると――いいかえれば問題を解決し、障害を乗り越え、期待どおりの結果を出すと――自動的にもっと責任の重いポストへ昇進します。

昇進していくにつれて、直面する問題はさらに難しく、さらに複雑になり、問題解決が社の業績に及ぼすインパクトも大きくなります。そのレベルの問題を解決できることを実証すると、さらに昇進していきます。キャリアの階段をどこまで上れるかは、問題を解決し、結果を出す能力によって決まるのです。

ソリューション志向になろう

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photo by KittyKaht

バリバリのソリューション志向になりましょう。解決策のことを考えれば考えるほど、多くの解決策が見つかります。自分ならどんな問題でも解決できる、という自信をつければつけるほど、正しいタイミングで正しい解決策を見つけやすくなるのです。

いまのあなたにとって最大の問題は何か? その問題の解決に向けて、いますぐとれるステップを考えてみましょう。答えが出たら、問題解決やゴール達成に向けて日々、行動しましょう。

「問題解決と意思決定の時間」の使い方は2通りあります。ひとつは、静かな場所でひとりでやる方法。紙を1枚用意し、一度にひとつの問題にフォーカスし、頭に浮かんできたアイデアをひとつ残らず書きとめるのです。

もうひとつは、ほかの人と協力してひとつの問題や障害にフォーカスする方法。この2つは、キャリアの成功にとって何より大切な活動です。

「問題解決と意思決定の時間」は、正しく計画し活用しさえすれば、ほかのどんな活動にもまして、あなたのキャリアを後押ししてくれるはずです。

やってみよう

1.いまのあなたにとって最大の問題は何か。問題をはっきりさせ、紙に書き出してみよう。
2.紙のいちばん上に、質問形式で書こう。「○○の問題を解決するにはどうすればいいか?」
3.ひとりで、またはほかの人と協力して、上記の問題の解決策を20個考え出そう。考え出したら、答えのうち少なくともひとつをただちに行動に移そう。

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