写真

自己啓発

人間関係を築くのに必要な「中断されない時間」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

photo by anieto2k

2019.4.5
From ブライアン・トレーシー

家族やまわりの人と過ごす時間

人生を振り返ってみると、印象に残っている瞬間、真に生きたといえる瞬間は、愛の精神で何かをした瞬間だということに気づくはずだ。
――ヘンリー・ドラモンド(英国の神学者)



人生の幸福や成功や失敗のおよそ85%は、人と過ごす時間をどう過ごすかによって決まります。

「家族やまわりの人と過ごす時間」は、勤務時間や生産的な時間とも違う、クリエイティブな時間やスキルアップする時間とも違いますが、家庭でも職場でも、いい人間関係を築くためには膨大な「中断されない時間」が必要です。

仕事では、対人関係の中でどういう発言や行動をするかによって、自分の将来がほぼ決まりますよね。どこの国でも業界でも、専門的能力が足りなくてクビになる人間より、性格に問題があってクビになる人間の方が多く、まして家庭では、何よりも人間関係のクオリティがものを言います。

「人間関係の量」×「人間関係の質」=「成功した人生」というシンプルな公式があります。

家庭では、どんな相手と愛し愛されるかによって自分の感情生活のクオリティ、つまり家庭生活の幸福度や充実度が決まるのです。

よりよい人間関係を築く方法はただひとつ、その人間関係にもっと時間を投資することです。人間関係の質は、その人間関係に投資する時間の量に比例します。時間、それも直接顔を合わせる時間が何よりものを言うのです。

ワーク・ライフ・バランス

2写真

photo by Financial Times photos

本当に幸せな人生を送るためには、家族をはじめとする人間関係と仕事とのバランスが大切です。しかし、この2つの活動にはそれぞれ別種の時間が必要となります。

仕事に必要なのは「質」時間、つまりゴールや優先順位を設定し、重要タスクに取り組み、結果を出し、ベストパフォーマンスを発揮する時間。一方、家族をはじめとする人間関係に必要なのは「量」時間、つまり邪魔の入らないたっぷり、ゆったりとした時間です。そういう時間こそは、人生でいちばん幸福で貴重な瞬間となります。

人生は日や月単位で生きるもので、人生を味わうのは「瞬間」単位だ、といわれます。自分の人生を振り返ったときにとりわけ印象深い瞬間はたいてい、思いがけないときに訪れるもので、そういう瞬間は、あらかじめ計画・準備して手に入るものではありません。

随筆家モンテーニュがこう述べています。「人生で何より喜ばしいものは、幸せな思い出だ。思い出はいつでも追体験できる。したがって、そういう思い出をできるだけたくさん作ることが何より大事である」

思い出を作るためには、くつろいだ、予定に縛られないたっぷりした時間が必要です。予想もしていなかったような思い出ができるのはそういうときであり、そんな瞬間はいつも思いもかけないときにやってくるのですから。

関連する記事