写真

自己啓発

成功することのメリット

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

photo by luigi morante

2019.5.3
From ブライアン・トレーシー

何年か前、サンディエゴからシカゴへ向かうフライトで、ひとりのビジネスマンと隣り合わせになり話をするうちに、その人は実は3億ドル規模企業の創業者であり、成功した富裕な実業家であることがわかりました。フライト中に彼から聞いた話は一生忘れないでしょう。

その人は、サンディエゴで3日間にわたる経営者会議に出席してきたところだと教えてくれました。会議のあと、一同は高級レストランへ席を移してゆったりしたディナーを楽しんだそうです。

参加者全員が、ほぼ無一文からスタートして長年かけて成功をおさめた人々でした。互いの成功談を語るうち、ひとりがこう言います。「成功するってことはどういうことだと思う?」

発言者は一同の中でもとりわけ頭が切れて洞察力もある人だったので、全員が口をつぐんでその人の答えを待ち受けました。すると彼はこう言ったのです。「成功するってことは、もう面倒な相手と付き合わなくてすむということさ」(実際には「面倒」ではなく、もっと表現力豊かな言葉を使ったのだが、なんと言ったかはご想像に任せよう)

なぜネガティブな人間と付き合うのか

皆どっと笑い出し、賛成しました。成功、とくに経済的成功の大きなメリットは、ネガティブな人間と関わらずにすむようになることだと全員が実感していたからです。ネガティブな人間と関係をもたずにすむだけでなく、かねてから付き合いのあったネガティブな人間と手を切ることもできる。自分が好意をもち尊敬している相手、一緒にいて楽しい相手とだけ付き合いや取引をしていればよい身分になれるのです。

そもそも、なぜネガティブな人間と関わるのか? ネガティブな人間こそは、ほぼあらゆる不快感の最大の元凶でしょう。ネガティブな人間は、ほかの原因を全部合わせた以上の苦痛や怒りやイライラや不満をもたらします。なんだってそんな人間と関わりをもつのか?

理由は普通、そのネガティブな人間との関係から最終的に期待できる報いやメリットの方が、嫌々ながら相手と付き合うことで生じるコストや苦痛や怒りより大きいと見積もっているからでしょう。

しかし考えてみてください。これまでに、ネガティブな人間や面倒な人間と付き合うことで少しでもメリットがあったためしがありましたか? 答えはノーのはずです。ネガティブな人間の存在を延々と耐えしのんでも、結局は長続きするメリットなど何ひとつなかったはずです。むしろその反対で、ネガティブな人間と付き合うデメリットは甚大です。そのくせ、デメリットを埋め合わせるようなメリットがあったためしはないのです。

ネガティブな人間と手を切ろう

3写真

photo by Eneas

ここからが肝心です。富裕な成功者たちは成功してようやく、ネガティブな人間とは一切付き合わなくてすむ身分になった。しかし、ネガティブ人間と付き合っていても何ひとついいことなどないのだから、あなたもいますぐ、世界じゅうの富裕な成功者と同じことをすればよいのです。つまり、ネガティブ人間を自分のまわりから排除しようといますぐ決意すべきです。

面倒な人間とはもう付き合わない、といますぐ決意しましょう。現にそういう相手と付き合いがあるなら、ただちに手を切るのです。これからは仕事でもプライベートでも、好意をもてる相手、一緒にいて楽しい相手とだけ付き合いましょう。付き合っているとこっちの心に不満やネガティブ感情が生まれるような相手とはもう一切関わるまい、といますぐ心に決めるのです。

これはあなたにとってきわめて有意義な決断になるはずです。ネガティブなあいつやこいつとはもう付き合いをやめようと決心しただけでも、おのずと顔がほころんできて心が軽くなるにちがいありません。まだ実際に相手と手を切ってはいなくても、早くも安堵感を感じるはずです。

いまのあなたの人生に、いまわかっていることを前提として一からやり直すとしたら二度と関わり合いになりたくないと思うような相手はいませんか?

「家族やまわりの人と過ごす時間」は、誰がなんと言おうと人生でもっとも貴重な時間です。人の幸福度も成功も、毎日毎分、この時間をどう活用するかによって決まるのです。

やってみよう

1.自分にとって誰より大切な人たちは誰か、考えてみよう。その人たちの健康や幸せや自尊心の度合いがあなたとしても非常に気にかかる、という人たちは誰か。

2.その人たちをいま以上に幸せにし、自分は価値ある存在だと感じてもらうために、あなたにできることは何か。いちばん効果のありそうなことは何か。

3.誰かに「自分は価値ある存在だ」と感じてもらうために、あなたにできることをしよう。一日一回、何かしよう。

関連する記事