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自己啓発

休養しリラックスする時間

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photo by The Wolf

2019.5.10
From ブライアン・トレーシー

さまざまな「時間」は皆それぞれ違います。もうお気づきのように、ゴールを設定する時間と、クリエイティブな時間と、家族やまわりの人と過ごす時間とでは全然違う。同様に、「生産的な時間」と「休養しリラックスする時間」とのあいだにも大きな違いがあります。

「生産的な時間」には、そのときどきにもっとも有効な時間の使い方を見きわめ、そのタスクのみにフォーカスし集中することが大切です。これに対して「休養しリラックスする時間」には、多忙な生活から一歩距離をとり、生産的なことや重要なことは一切しないことです。

意外なことに、ほぼ無一文からスタートしてキャリアを積み、財を築いた富裕層の方が、凡人や貧乏人より睡眠時間も長く、バカンスも長い。もっと休みをとって休養し、脳のバッテリーを再充電することをおすすめします。

知的労働の特性

ビジネスパーソンは、頭を使って働く知的労働者です。工場労働者や農業労働者ではない。筋肉を使ってものを作ったり動かしたりして働いているわけでもない。したがって、ビジネスパーソンがクオリティの高い人生を実現できるかどうかは、主に思考のクオリティによって決まります。

ビジネスパーソンが自社や自分の仕事に拠出できる最大の資産は、「十分に休養した頭脳を使って考える時間」です。冷静かつ明晰に思考し、適切な判断を下し、個人としてもチームとしても一流の仕事をするためには、十分な休養が欠かせません。

会社があなたを雇っているのは、あなたの頭脳と、その頭脳を使って生み出す成果に期待しているからです。だからあなたには、頭脳をしっかり休ませリフレッシュさせ、すっきりと冴え渡った頭脳で出勤し、仕事に集中し、求められる結果を出す責任があるのです。

たいていの人は、十分休養できているかどうかなんて大した問題ではない、大事なのは仕事に投じる時間の長さであって仕事時間の質ではない、と思っているでしょう。ですがそれは間違いです。

多くの調査が示すところによれば、仕事を始めて8時間が経過すると、思考力は低下し始め、10時間が経過すると、本来の実力の50%しか発揮できなくなります。ちょうど試合の最終ラウンドを迎えたボクサーのようなもので、どうにか立ってはいるし奮闘もするのだが、いっこうに前へ進まないのです。

脳というバッテリー

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photo by Thomas Leuthard

体は、脳を仕事へ運んでいく乗り物のようなものです。十分に休養しリフレッシュした脳を職場まで運び、ベストパフォーマンスを発揮させるためには、十分に休養した体が必要です。

脳をバッテリーだと考えてみましょう。時間がたてばバッテリーはエネルギー切れになります。人間の全エネルギーの80%は、身体活動ではなく精神活動に使われるといわれます。一日じゅう仕事したあとやハードな会議のあとではぐったり疲れ、夕食に何を食べたいかも判断できなくなるのはそのためです。脳の燃料であるグルコースが消耗するからなのです。

携帯電話をフル稼働するためには定期的に充電が必要なのと同じで、脳も定期的に充電してやる必要があります。冴えた頭を維持するためには、ある程度長めの時間を確保して、脳のバッテリーをフル充電してやることが大切です。

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