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自己啓発

脳の健康

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photo by WarmSleepy

2019.5.17
From ブライアン・トレーシー

ドーパミンのおそろしさ

以前にも述べたように、いまは電子機器の誘惑が多い時代です。自分を取り巻く環境をコントロールしないと、一日じゅうメールや電話の攻撃を浴びつづけるはめになります。新たなメールに反応するたびに、体内でドーパミンが放出され、これはコカインにも入っている成分です。ドーパミンは刺激剤であると同時に、ささやかな快感ももたらすのです。

いったん刺激と快感を味わうと、また同じプロセスを繰り返したくなる。つまり次に届いたメールに返信したり、ほかの誰かに新規にメールを送ったりしたくなります。朝、最初のメールに返信し、その日最初のドーパミンを味わったら、その後に届くメッセージに抵抗するのはますます困難になる。あげくは全然抵抗できなくなってしまうのです。

最近の調査によれば、メールの着信音は、スロットマシンのベルが鳴ってコインが落ちる音に似ているといいます。コインが何枚落ちたのか、どんなメールが届いたのか、すぐにでも知りたくなる。だから、完全にリラックスするためには着信音をオフにするしかないのです。

健康と幸福と長期的成功を手にしたいなら、自分の精神的、肉体的健康という「マシン」のメンテナンスが不可欠です。何より大事といってもいいかもしれない。

充実した人生の2大条件である健康と幸福を手にするためにも、成功につながるハイレベルなパフォーマンスを発揮するためにも、休養は欠かせません。十分な時間を確保して完全に休養しリラックスし、知的、肉体的、感情的バッテリーの充電に専念することがぜひとも必要です。

アメリカン・フットボールのコーチ、ヴィンス・ロンバルディが、「疲労は人を臆病にする」と言っています。疲れきってバーンアウトしていると、ストレスやネガティブな発想、怒りやイライラに陥りやすいのだそうです。長期的に自分の得にならない選択や決断を下してしまうおそれもあります。

休養を優先しよう

ときによっては、帰宅して午後8時か9時には早々と床につき、9~10時間ひたすら眠って精神的、肉体的バッテリーをフル充電する必要もあるでしょう。

自分の身にいろんなことが起きているとき、重要な判断や選択に直面しているときは、とにかく一晩寝るのが最上の策であることが多い。重要な判断は後回しにして、まずは十分に休養をとりましょう。

その昔、私のメンターをしてくれていた成功した実業家から、「タイムアウトをとってよく考えよう」というタイトルの小冊子をもらったことがあります。小冊子にあったアドバイスは一生忘れない。重要な選択や判断に直面したときは、行動に出る前に72時間考えなさい、というのだ。これは実は、多くのビジネスエグゼクティブの成功の秘訣でもあります。

重要な判断に直面したときは、考える時間をたっぷりとればとるほど、適切な判断を下すことができます。一休みして問題を一晩あたため、頭の中で転がしてみることで、判断を下した場合のあらゆるインパクトをじっくり検討できるからです。



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