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自己啓発

パーキンソンの法則の逆をいこう

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photo by citirecruitment

2019.5.31
From ブライアン・トレーシー

急がばまわれ

たいていの人は、やることがありすぎて時間が足りない、休養をとれと言われたってそんなヒマないよ、と思っているのではないでしょうか。

朝は早々に起きて仕事にかかり、一日じゅうせっせと働き、ときには仕事を持ち帰り、寝る直前まで仕事を続けるのもやむを得ない、と思っているのでは? ですが、実はそんな必要などありません。

ひとりの女の子が、母親にこう聞きました。「ママ、どうしてパパは毎晩、ブリーフケースにお仕事をいっぱい詰めて帰ってきて、ずうっとお仕事ばっかりしてて、私たちとは全然一緒にいないの?」

母親は優しくこう答えました。「わかってあげてね。パパは会社でお仕事がたくさんありすぎて、おうちに持ち帰らないと追いつかないのよ」すると女の子はこう言いました。「じゃあパパ、『ゆっくりクラス』に入れてもらえばいいのにね」

あなたも、担当職務をこなしきれない社員だと認定されて、ゆっくりクラスに入れられないよう気をつけましょう。

パーキンソンの法則の逆をいこう

やることがありすぎて時間が足りないと感じるのはなぜか? 最大の理由は、平均的なビジネスパーソンは就業時間のゆうに50%を雑談、メールチェック、長い昼休みやコーヒーブレーク、その他仕事以外の活動に無駄に費やしているからです。だからこそ、「仕事時間中は仕事をしよう」が成功の秘訣とされるのです。

英国の歴史学者C・ノースコート・パーキンソン著の古典『パーキンソンの法則』に、こういう有名な言葉があります。「仕事の量は、その仕事に与えられた時間いっぱいに膨張する」。たとえば8時間でいくつかの仕事を終わらせることになっていたとすると、全部片づけるにはたっぷり8時間かかり、しかもぎりぎりまで焦らないと終わらないというのです。

だがパーキンソンの法則を逆転してみると、「仕事の量は、与えられた時間いっぱいに収縮する」となる。つまり、きつめのデッドラインを設定すれば、もっと迅速に効率よく仕事をこなせるようになるはずです。まる一日分の仕事がほんの2、3時間で片づくことだってありうるのです。

自分で自分にデッドラインを課そう

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Photo by photosteve101

私のセミナーに参加したある成功したビジネスマンが、面白い話を聞かせてくれました。彼は結婚したとき奥さんに、毎晩6時までには帰宅し、一日少なくとも2時間、週末はもっと長く一緒に過ごすと約束したといいます。やがて子どもが生まれると、これを一日3時間、週末はそれ以上に増やしました。出張が入ったときは、失った時間を埋め合わせるべく、妻子と過ごす時間をさらに延ばすのだとか。

キャリアの初期にこういう約束をしたことで人生が変わった、と彼は言います。

約束を守るため、一日じゅう最重要な仕事に優先的、効率的に取り組む習慣をつけ、人よりちょっとだけ早めに出勤し、ちょっとだけハードに働き、時間内に仕事を片づけ、6時には帰宅して家族と夕食をとるようにしたそうです。

その結果、業界有数の生産性の高いエグゼクティブになり、人より多く稼ぎ、速く昇進し、やがては富裕になったそうです。妻との約束は自分にとって大きな意味があった、と彼は話してくれました。

あなたもこの人と同じことをしてはどうでしょうか。大事なのは働く時間の長さではない、その時間にどれだけの成果を上げるかです。

最大限の質・量の仕事をこなすためには毎日、毎時間、十分に休養した状態で働くことが大切です。それが自分自身と会社に対する責任というものなのです。

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