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高所得者になる方法

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photo by CreditDebitPro Income Key via photopin (license)
2018.6.15
From ブライアン・トレーシー

所得の80:20ルールというのがあります。

どこの業界でも、トップ20%層が業界の全所得額の80%を手にするという法則。きっとあなたも聞いたことがあるでしょう。しかし、これが具体的にどういうことなのか、紙に書いて計算してみたことはありますか?

ある会社に社員が100人いて、全社員の月給の合計額が100万ドルだったとします。うち80%つまり80万ドルは、社員のトップ20%、つまり20人の懐に入る。残る80%つまり80人の給料は、合計でも20万ドルにしかならないということです。

この計算でいくと、トップ20%の平均月収は、80万ドル÷20で1人あたり4万ドルになり、底辺80%の平均月収は、20万ドル÷80で1人あたり2500ドルということになります。

高所得者と低所得者の所得比はどうでしょうか。4万÷2500は16だから、同じように8時間働いているのに16倍の所得差があることになります。

この法則は、世界のどこへいってもあてはまるのです。

つまり、トップ20%が残る80%の16倍の所得を稼ぎ、トップ20%中のさらにトップ20%(つまりトップ4%)になると、もっともっと稼いでいるのです。

私の場合

私が24歳で、穴の開いた靴をはき、歩合制セールスの仕事に就いたばかりで苦戦していた頃、セールスマン仲間から、80:20ルールを知っているかと聞かれたことがあります。

セールス業界の全所得の80%はトップ20%の懐に入るという法則。いわゆるパレートの法則ですが、私にとっては初耳でした。

しかしその瞬間、選択権は自分にあるのだと悟ったのです。少なく稼ぐか多く稼ぐかは自分次第なんだと。

当時の私の稼ぎは少なく、というかスズメの涙でした。そこで、なんとしてもトップ20%の仲間入りをしてやろうと決心したのです。

その決心が、私の人生を変えました。

その日以来、私は成功者に教えを乞い始めました。どういうやり方をしているのか、私のやり方とどこが違うのか。

成功者の著書を何冊も読み、成功者が吹きこんだ、成功やセールスに関するオーディオプログラムを聴き、成功者が主催するセミナーに出席し、ゼロから出発してトップにのぼりつめるまでの経験談に耳を傾けました。

その結果わかったのは、トップ20%層も皆、最初は底辺20%からスタートしたということです。

今日の成功者も、かつては失敗者だったのです。
いまの金持ちも、昔は貧乏だったのです。

そしてトップ層の人生最大のターニングポイントは、「この業界で一流になってやろう」と決意したときだったのです。

業界のトップ20%の仲間入りをする、といますぐ決意しましょう。あなたがすでにトップ20%に入っているのなら、トップ10%の仲間入りをしようと決意するのです。

 

 

ブライアン・トレーシー

人物紹介写真

1944年カナダ・プリンスエドワード島出身。
アメリカでもっとも著名なスピーカーであり、ビジネスコンサルタントの権威。セールスパーソンとして全米はもちろん、イギリス、フランス、ドイツをはじめ世界85ヶ国以上を歴訪し30種類以上の事業を手掛ける。

現在はカリフォルニア州サンディエゴに本拠を置く人材養成ビジネス会社、BRIAN TRACY INTERNATIONAL INC.の会長兼CEO。ビジネスコンサルタントの権威として、IBM、モービル、バンク・オブ・アメリカ、クライスラー、コカ・コーラ等を始め、フォーチュン500社に入る有力企業のうち200社以上に関わる。

世界に46ヶ所の支社があり、彼のプログラムはこの55ヶ国において500万人以上が受講という記録的大ヒットとなっている。

講演家にとって名誉ある、アメリカ4000人の講演家で構成される「National-Speakers Association」の5大スピーカーの1人として選ばれ、現在ではトップ4%で構成されている殿堂入りも果たしている(ロナルド・レーガン元大統領も殿堂中の1人)。

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