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自己啓発

収入を年平均11%ずつ増やす方法

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photo by Victor Bezrukov
2018.6.22
From ブライアン・トレーシー

明確なゴールを設定しよう

目に見えない標的に命中させることはできないのと同じで、正体のわからないゴールを達成することはできません。自分の業界のトップ20%がいくら稼いでいるかを調べて、まずはその収入額をゴールにします。

うれしいことに、業界のトップ20%になってやろうと決意したがさいご、何も、誰もあなたを止めることはできません。あなたが自分から撤退すれば別ですが、自分に確固たる決意さえあれば、まわりのどんな影響力にも負けることはないのです。

いますぐ決意を固めるのです。

私はこれまで世界120カ国に足を運んでいますが、なんとしてもトップ20%入りしてやろうという決死の覚悟を決めたけれども結局トップ20%入りはできなかった、という人にはひとりもお目にかかったことがありません。

反対に、トップ20%入りの決意を固めたわけでもなく、何カ月間にも何年間にもわたって奮励努力してもいないのにトップ20%入りした、という人にもお目にかかったことがありません。

トップ層のモットーはこうです。

「目標を達するまでは絶対にあきらめない!」

現代社会の最大の問題は、実は所得格差ではなく、スキル格差です。高需要スキルの持ち主は所得も高く、高需要スキルをもっていない人は所得も低いのです。

しかし、スキルはハロウィーンのお菓子のようにタダでもらえるものではありません。長年にわたってこつこつとたゆまず努力して初めて身につくものなのです。

学び成長しつづけよう

トップ20%層は、自由時間の使い方が上手です。

社会人になってからもたえず学び成長しつづけ、その結果、年平均11%の割合で収入が増えていきます。年11%なら、複利効果で6、7年ごとに収入が倍増する計算になります。

ということは、仮に20歳で就職し、以来ずっと週平均10時間勉強し、自分を磨きつづけていけば、27歳になる頃には就職したときの倍は稼いでいることになるということです。34歳になる頃にはまたその倍、つまりスタート時の4倍稼いでいることになり、業界でもトップクラスの高所得者になっているはずです。

その後もさらに自分磨きをつづけ、生産性とパフォーマンスと収入を年11%の割合で伸ばしていけば、40歳になる頃にはまたまた収入が倍になっているはずなのです。

ここまで来れば、富裕層への道まっしぐら。就職したときからずっとこれを続ければ、40~50代になる頃には世界の全人口のトップ10%、もしかしたらトップ1%の高所得層になっているはずです。

トップ20%層は、社会人になってからもたえず学び成長しつづけ、残る80%は、仕事に必要な基本的スキルをマスターするが早いか、スキルアップをやめてしまう。

あなたはどっちのタイプでしょうか。今後、どっちのタイプになりたいでしょうか。毎週、自由時間のうち10時間を自分の将来に投資しようといますぐ決意しましょう。決して後悔はしないはずです。

やってみよう

1.自由時間に新たなスキルを習得し、複利効果で自分の資産価値を高めよう。
2.業界の高所得者トップ20%の仲間入りをする、と決意しよう。
3.高所得者が自分の資産価値をキープするために自由時間をどう活用しているかを突き止め、自分も同じことをやろう。そういう思考や行動が習慣化するまで、何度でも繰り返しやろう。

 

 

ブライアン・トレーシー

人物紹介写真

1944年カナダ・プリンスエドワード島出身。
アメリカでもっとも著名なスピーカーであり、ビジネスコンサルタントの権威。セールスパーソンとして全米はもちろん、イギリス、フランス、ドイツをはじめ世界85ヶ国以上を歴訪し30種類以上の事業を手掛ける。

現在はカリフォルニア州サンディエゴに本拠を置く人材養成ビジネス会社、BRIAN TRACY INTERNATIONAL INC.の会長兼CEO。ビジネスコンサルタントの権威として、IBM、モービル、バンク・オブ・アメリカ、クライスラー、コカ・コーラ等を始め、フォーチュン500社に入る有力企業のうち200社以上に関わる。

世界に46ヶ所の支社があり、彼のプログラムはこの55ヶ国において500万人以上が受講という記録的大ヒットとなっている。

講演家にとって名誉ある、アメリカ4000人の講演家で構成される「National-Speakers Association」の5大スピーカーの1人として選ばれ、現在ではトップ4%で構成されている殿堂入りも果たしている(ロナルド・レーガン元大統領も殿堂中の1人)。

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