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自己啓発

勤務時間をどう効果的に使うか

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photo by K.G.Hawes 1 via photopin (license)
2018.7.6
From ブライアン・トレーシー

キャリアの成功度や収入はかなりの部分、「勤務時間」をどう使うかによって決まります。しかし残念ながらビジネスパーソンの大部分は、持てる実力を勤務時間中にフルに発揮しているとはとてもいいがたい状態です。

キャリアの階段を駆け上がりたいなら、あの人はきっちり仕事ができる人だ、といわれるようになるのがいちばんなのです。

なぜなら、生産性の高い人のところへは、チャンスが次々と舞いこんでくるからです。しかし実は仕事のあり方そのものが、高パフォーマンスをはばむ大きな壁となっていることもあります。

「職場では仕事ができない」という言葉があります。

なぜなら、勤務時間の大半を周囲の人や出来事に費やすはめになるからです。とくに、社の内外の人間との共同作業に時間をとられると、勤務時間のかなりの部分は、他人の要求に応えることで忙殺されます。

とはいっても、人との共同作業のやり方を身につけることは必須です。仕事をしていく上では、自分にはない強みや知識や能力をもつ人からの支援や協力がどうしても必要だからです。しかし、「どうすれば職場で仕事ができるか?」という問題は常に立ちはだかります。

上手な時間の使い方

ここで、上手な時間の使い方の基本をざっとおさらいしておきましょう。


1.明確なゴールを設定しよう。
なぜこの仕事をする必要があるのか、何を達成したいのかをしっかり押さえておくこと。

2.やるべき仕事を細かく紙に書き出そう。
生産的に仕事をするためには、やるべきことを実施順、優先順位順に並べた詳細なプランが必要。

3.タスクの優先順位をはっきりさせよう。
そしてどんなときも、まずはいちばん価値の高いタスクから手をつけよう。

4.仕事時間中は仕事をしよう。
常に最重要タスクに専念し、それを完了するまではほかの仕事に手を出さないこと。これを実践するにはたいへんな意志の力と自制心が必要だが、それがキャリアの成功につながると思えば、努力するだけの価値はある。


時間こそは、成果達成にとって最大不可欠の要素です。

どんな仕事をするにも時間が必要で、真に意味のある成果を上げる時間を確保したいなら、これまで仕事以外のことに費やしていた時間を節約するしかない。

職場には、人の時間を無駄遣いし、人の能率を下げようとする人間や出来事があふれています。この手の時間泥棒から解放されたいなら、厳しい自制心を発揮するしかないのです。

 

 

ブライアン・トレーシー

人物紹介写真

1944年カナダ・プリンスエドワード島出身。
アメリカでもっとも著名なスピーカーであり、ビジネスコンサルタントの権威。セールスパーソンとして全米はもちろん、イギリス、フランス、ドイツをはじめ世界85ヶ国以上を歴訪し30種類以上の事業を手掛ける。

現在はカリフォルニア州サンディエゴに本拠を置く人材養成ビジネス会社、BRIAN TRACY INTERNATIONAL INC.の会長兼CEO。ビジネスコンサルタントの権威として、IBM、モービル、バンク・オブ・アメリカ、クライスラー、コカ・コーラ等を始め、フォーチュン500社に入る有力企業のうち200社以上に関わる。

世界に46ヶ所の支社があり、彼のプログラムはこの55ヶ国において500万人以上が受講という記録的大ヒットとなっている。

講演家にとって名誉ある、アメリカ4000人の講演家で構成される「National-Speakers Association」の5大スピーカーの1人として選ばれ、現在ではトップ4%で構成されている殿堂入りも果たしている(ロナルド・レーガン元大統領も殿堂中の1人)。

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