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Habits Die Hard -くせはなかなか治らない -

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Photo by RL Johnson
2019.4.30
From マックス桐島

潜在意識の力

ブルース・ウィリス主演の『ダイハード』は、悪党どもと対峙してもなかなかやられない男の奮闘を描いて大ヒットしたシリーズですが、“容易に滅びない”のは人間の習慣も一緒です。

我々は誰もが習慣の産物です。よい習慣を身につければそれなりの生きざまに反映されますし、悪い習慣を是正することができれば、本当に自分がなりたい自分に生まれ変わることだって可能です。

アリストテレスは「我々は繰り返しの結果である。したがって、優れた資質とは行動ではなく習慣なのだ」と言っています。Subconscious mind(潜在意識)は“習慣意識”と言ってもいいほどで、成功経験などに象(かたど)られた水面下の意識は、自分がコントロールできるConscious mind(顕在意識)の数百倍もの威力を秘めています。ところが多くの人は、人生の大部分を顕在意識の支配下で過ごしています。つまり、既成概念や思い込みで行動する、いわば「自動操縦装置」で動かされているといってもいいと思います。

例えば、自動車を運転しながら助手席に座っている人の会話を聞いているとします。顕在意識が会話の内容を聞き取る作業をしている最中、潜在意識は、交通信号に気を配りながらブレーキやアクセルを踏んでスピードをコントロールします。それだけでなく、呼吸、心拍数、血糖値などもモニターして、かなりの数のマルチタスクを平然とこなしてくれているのです。

よい習慣と悪い習慣

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photo by a4gpa


この構図でも明確なように、我々は知らず知らずの間に、ものすごいパワーを持った潜在意識の恩恵や影響で、自分自身の生き方を形成しているということになります。

この潜在意識を作る基盤になるのが日々の習慣です。よい習慣は人生を思い通りに運ばせてくれる原動力になりますが、悪い習慣は、思いもかけない不運をもたらしてしまいます。言ってみれば、“よい習慣は人生の友”で“悪しき習慣は人生の敵”ということでしょうか。
ですから、自分の夢を達成したり思いを形にしたりしている人々は、自分が知らない間に、潜在意識の効力で日々の行動や課題をなんなくこなしているのですね。

「よい習慣も悪い習慣も、習慣づける努力のレベルは一緒。だったら、人生に役立つよい習慣を一つでも多く身につけたほうが得だよ」

これは、小さな問題でクヨクヨしたり、ちょっとしたハプニングに脅威を感じたりして右往左往していた、駆け出しプロデューサーだった僕の心を打った一言。百戦錬磨の先輩プロデューサーからの助言は、それからの僕の人生を大きくシフトしてくれました。

悪い習慣を続けると、その影響は加速していつしか自分の生き様の一部と化してしまい、健康的、経済的、社会的、家庭的に悪影響を及ぼすライフスタイルとして自分が支配されてしまいます。

選択するのは自分

そうなる前に、よい習慣を続ける努力をし始めた僕はラッキーだったと言えます。

例えば、過度の飲酒、喫煙、暴飲暴食、怠惰といった悪癖は、その習慣がもたらす結果に「人生が豊かになる要素」よりも「(健康や仕事の効率を害して)人生が貧しくなる要素」の方がはるかに多いですが、笑顔、運動、努力、前向きといった善癖は、その習慣によって自分も周囲も多大な恩恵を授かる“天からのギフト”です。

問題が起こった際に、「あ~、またか……」と凹んでしまう習慣よりも、「よし、どうやって対処すればベストかな?」と燃える習慣を育んだ方が、付いてくる結果や自分のストレス度や自己意識にも雲泥の差が出ます。悪習慣は“Life obstacles(人生の障害物)”を形成し、善習慣は“Life support(人生の助け舟)”を創造すると思えば、悪い習慣を今日断ち切ることの重要性が重たく感じられるはずです。

よい癖も悪い癖も、一度習慣づけてしまうとなかなか治らないという特徴があります。そして、悪癖と善癖のどちらの習慣を選択するかは自分次第。

「悪いと分かってるんだけど……」という台詞が“口癖”の人は要注意ですよ。それ自体が、悪い習慣の代表みたいなモノですから。

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