写真

言葉

The Fences in Your Mind -心の中の塀-

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

Photo by Zach Dischner
2019.5.14
From マックス桐島

ジンジャーの心意気

アニメ映画『チキンラン』をご覧になった方も多いと思います。

表面的には単純に思える物語設定の奥には、 養鶏場の檻に閉じ込められた鶏たちが、いかにしてそこを脱出して、料理される運命を回避しようと画策する姿が描かれています。

クレイメーションと呼ばれる粘土製のストップモーションで制作された主人公の視点を通して、我々もさまざまな人生の知恵を授かることができます。いつ見ても、素晴らしい!と思わせてくれる映画の一つです。

向こうっ気の強いリーダー格の雌鳥のジンジャーが、ある場面でこう言います。
「塀は、心の中に存在するのよ!」

仲間の鳥たちに、物理的に自分たちを囲っている金網の塀よりもメンタルな塀の方が、自分たちの自由を妨げている最大の障害物なのだと説きます。

ここで少し、考えてみましょう。自分の「メンタルのフェンス(塀)」は何だろう……と。

僕の経験から思い起こすフェンスは、疑心暗鬼や不安不信感、恐怖や決断力不足などでしょうか。誰でも一度は経験したことのある“心のフェンス”の存在は、自分が大きく羽ばたくことを未然に防いでしまうだけでなく、実現しようと努力することさえ諦めさせてしまいます。

選択は自分でできる

2写真

photo by Fede Racchi


多くの人が“心のフェンス”だと認める要素が、物事を先延ばしにしてしまう習慣。その悪習慣が身についてしまうと、先に進めないばかりか、膠着状態という落とし穴にはまって身動きがとれなくなってしまうこともしばしばです。

もう一つの高いフェンスは、「自分は成功に値しない」と思い込んでしまっている、いわば“敗走思考”です。どれだけ成功できるかを本当に、本気で模索する努力をしないかぎり、「やればできる」とか「そのうちやる」という言い訳だけを先行させて、戦う前に負けに甘んじる生き方になってしまうということです。これほどの自分自身へのサボタージュ行為はないと思います。

映画の鳥たちのように、自由になることを夢見ながら何もしない日々をすごすのか、ジンジャーのように、一念発起して自分の可能性に賭けるのか。人生の岐路は、まさに“心の中のフェンス”を越えるか、越えないかという決断にかかってくるのではないでしょうか。


心のフェンスを取り除く黄金律

ある先輩プロデューサーから教わった、心のフェンスを取り外す方法があります。

それは、「今、自分は、どうやって自分のリミットを定めているのか」という自己疑問を真摯に深く考えてみること。

これを実践してみて、僕は自分がビックリするほど、「これはムリ」「できそうもない」といった、“敗走概念”に基づいた高い塀を心の中に構築していることに気がつきました。

そして、そのようなフェンスは、決して自分の外側に存在するのではなく、ほとんどの場合、自分の中にだけ存在するのだという英知でした。

思いもかけない行動をとって養鶏場から脱出した鳥たちがしたように、心のフェンスを取り払う方程式は……。


Vision(想い)+Consistent Action(一貫した行動)= Freedom(自由/思い通りの結果)


どんなに無理だと思える状況でも、この黄金律を思い出して、自分の心のフェンスを取り除くための大胆で勇敢な行動を試みてみましょう。

例えば、「今まで先送りにしていたことをすべてやる!」日を設けて、おざなりにしていた掃除、約束、修理、整理、創作、メールの返事などを実際に行動に移してみるのです。

また、自己疑心が高いフェンスであるなら、自分が持つ価値や長所、得意分野などを箇条書きにして、自己意識を高める行動をとってみるのもいいでしょう。

ハリウッドの“できる人”の多くが、このようなアクションをしていることを実体験した僕は、ぜひ、この黄金律をご自分の日々の生活に盛り込むことをお奨めします。逆に言えば、想いを具現化する行動をとらない限り、心のフェンスは進路を阻む障害物としていつまでも自分自身の中に巣食い続けます。

『チキンラン』、ぜひDVDでご覧になって、ジンジャーの心意気に感化されてくださいね♪

マックス桐島さん既刊本の詳細はこちらから

関連する記事