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What will your legacy be? -あなたのレガシーは何?-

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photo by carianoff

2019.7.2
From マックス桐島

あなたの 「生きた証」とは?

最近よく耳にする言葉「レガシー」。「遺産」、「受け継ぐもの」という意味合いですが、“その人が残した生きた証”と解釈することもできます。

土葬の多いアメリカでは、墓標に「○○をした男」、「○○として知られた女性」などの称号が彫られている場合もあるくらい、個人のレガシーを語り継ごうとします。また、大統領や起業者の中には、自分が成就した法案やヒットさせた商品に自らのレガシーを反映させようとする人も見かけます。

自分がこの世から去ったとき、自分のレガシーとなるものは何なんだろう。そんなことを考えたことはありませんか?

ある友人からこんな話を聞いたことがあります。

仕事も私生活も思うようにいっていないある日のこと、母親が料理してくれたパスタの中に大きなトカゲのプラスティック玩具が入っているのを発見した彼は、その出来事のおかげで人生が変わったと言います。

毎日毎日、仏頂面で会話もない息子をなんとか励まそうと画策した母親は、笑わせるのが一番と決め、息子の大好きな料理の中にビックリを仕掛けたわけです。食器を投げ飛ばすほど驚いた彼は、母親と二人で大笑い。「Everything is going to be all right son!(すべてうまくいくわよ!)」という母の言葉に背中を押された彼は、脚本家としての道を再度進もうという勇気を奮い起こしたのだそうです。

ユーモアセンスと自分に与えられたユニークな才能を活かせば、自分の人生だけでなく、自分の周囲の人の生き方をも変えられる。それが、母親が彼に残してくれたレガシーなのだと、彼は誇り高き表情で話してくれました。

心地よさをもたらすレガシー

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photo by Hindrik S Fryslân Panorama via photopin (license)


あなたは、自分のことを人々にどんなふうに思い出して欲しいですか?

自分の人生を振り返ったとき、人々が思い浮かべる“あなた像”はどんな人でしょう?

自分が出し切れるすべての力を出し切ったと言えますか? それとも、余力を残して生きてきたことへの残念感が胸の奥に行き交いますか?

テレビや映画のヒーローたちは、常に自分のサイン、つまり“爪あと”を残しますよね。例えば、怪傑ゾロは名前の頭文字「Z」を、そしてウエスタンの仮面の勇者ローンレンジャーは銀の弾丸がトレードマークでした。トム・クルーズやマット・デイモン演じるアクションヒーローたちも、それぞれの生き様がレガシーとなって観客の心に鮮明なイメージを刻み込みます。

映画のヒーローとはいかなくても、我々の一挙手一投足が、周囲の人にとっては印象深い“出来事”に映るということを忘れないでください。いいことも悪いこともです(汗)。

残したい自分のレガシーを発見する一番の接点は、それをしていて自分も周囲も「心地いい」ことをすることではないでしょうか?あの母親のように。

自分の言動によって、触れ合った人の一日が心地よくなる、そんな空間が増えれば増えるほど、あなたのレガシーはこの世に“爪あと”となって残されていきます。逆に、自分も周囲も「後味悪い」言動ばかりしていると、残念なことに、それが自分のこの世への“置き土産”となってしまい、いわば“負のレガシー”を築きながら生きる羽目になります。

ニューヨークの混み合った地下鉄の席で、疲労から転寝をしてしまい、目が覚めると隣の女性の肩にしっかり体重を乗せて爆睡していたことがありました。恥ずかしさでハッと我に返って謝罪しましたが、その際の笑顔の女性の言葉は、まさに彼女のレガシーを物語る一言でした。

「そのまま昼寝を続けてもいいわよ」

涎を垂らさなかったのが不幸中の幸いでしたが(笑)、彼女の反応(今ふうに言うなら「神対応」)を僕は生涯忘れませんし、誰かにも同様の親切をする優しさをも伝えてくれた気がします。

あなたのレガシーは何ですか?

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