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【第53回】【人生の優先順位】

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2021.6.19
From 都築まきこ

2ヶ月ほどお休みをいただきました。

「病気療養」というネガティブに思えるような理由でしたが、
過ぎてみれば、
自分にとって大切なことに気づけた貴重な時間になりました。

ゆっくりリフレッシュもできて、完全復活です。

今日は、私自身が学んだあれこれについて、
書いてみたいと思います。



私は極度の運動音痴(運動嫌い)ですが、
わりと体力はあるほうだと思っています。

どこかでそれを長い間、過信していたことが、
目には見えない蓄積疲労にもつながっていたのかもしれません。
(今、振り返ると……ですが)

昨年あたりから小さな「おや?」「あれ?」と思う
体調面での変化があり。

その合図すら無視して突き進んだ結果、
今年になってから
はっきりとわかりやすく「病気」として
突きつけられるようになりました。

年明けの1月に、
胸の病気で初めて全身麻酔で手術を受けたのですが、
その翌月になんとなく受けた脳ドッグで、
これもまたまったく予期していなかった「脳動脈瘤」が見つかり、
あれよあれよという流れで、
脳血管内コイル塞栓術という手術を受けることになりました。

まさか数ヶ月の間に二度も手術と入院を経験するとは……
と、自分でも驚いたのですが、
脳動脈瘤に関しては、
瘤が破裂した瞬間にクモ膜下出血になるので、
わりと本気で「自分の人生」について考えました。

今までも自分のことを考える時間はあったのですが、
やはり「明日どうなるかわからない」
という現実を突きつけられて考えるのとでは、
その深さや意味合いがまったく違いました。


そして、続けての入院生活の中で、

どんどん自分の幸せの「沸点」が下がっていくのも感じたのです。


術後は寝返りも打てない「寝たきり」からスタートし、
少しずつベッドを起こす角度が上がって、
自分で座ることができたら
翌日からは車椅子で移動して…と、
赤ちゃんの成長過程のような流れで
立って歩くところまでを進めていきました。

事前に心の準備をしていても、
天井しか見えない寝たきりの世界が辛すぎて
(私はひたすら腰が痛かったです)、
ベッドを45度の角度まで上げてもらっただけで
例えようのない幸福感が溢れました。

見える世界がちょっと違うことが
こんなにも心を弾ませるのかと思ったのと同時に、
早く座りたい、早く歩きたいと切実に願いました。

病室の窓から差し込む日差しが眩しくても、
窓はすぐそこにあるのに
自分でカーテンを閉めることができない……
あのカーテンを閉めたい……
そんなことばかりを思っていました。


幸いなことに術後の経過は順調で、
大きな後遺症もなく退院することができましたが、
あれから2ヶ月経っても
私の中の「幸せの沸点」は低いままです。

言い方を変えると、

なにをしていても幸せと思いながら過ごせています。



以前だったら気になっていたことが、
今はまったく気になりません。


あれをしなくちゃ、これを片付けなきゃ……
そんなふうにたくさんの課題と義務を抱えて生きていましたが、
今は生きていることが最優先なので
他の優先順位がかなり下がりました(笑)。

他の人がなにをしているとか
あの人がこんなことを言っているとか、
そういう他者の世界も、
良い意味でまったく興味がなくなりました。

だから、自ずとストレスもなくなりました。


今は、朝、目が覚めて「生きている」ことを実感しながら、
それまで何十年も当たり前のようにやってきた
布団から起き上がるとか、歯を磨くとか、
そういう一つ一つの動作に喜びを感じています。

さらに、朝のコーヒーが飲めるとか
食べたいものが食べられるとか、
ドラマを観て泣いたり笑ったりできるとか……
そういうレベルになると、
もう幸せを通り越して有難いとしか思えなくて、
ただただ、感謝で生きる日々です。

まさか、自分がこんなことを思いこんな感覚になるとは……
今までも、頭では「今あることに感謝」と思っていたけれど、
その本質がわかるようになったのは、
この数ヶ月の出来事のおかげです。


自分が本当に求めているものを知るのは、
意外とピンチやアクシデントが
あったときなのかもしれません。


「転んでもタダでは起きない」とか「ピンチはチャンス」という言葉は、
こういう経験をした人が生み出してきたのかもと、
初めて深く納得しました。


……というわけで、
大切なことに気づき、
本気で生き直すきっかけをもらえたのですが、
こんなアクシデントがなくても
もっと早い段階で気づくこともできたかも。
と、そういう思いはあります。

病気になる前段階でも、
「ちょっと怪しいな」という合図はあったので、
その時に、もっと自分を労ったり休むことができたら、
また違う展開があったかもしれません。

ここは反省。


現代社会に生きる私たちには、
毎日キャパオーバーになるくらいに
考えること、やるべきこと、向き合うことが発生しますが、
そのどれもを完璧にやるのは難しいです。
なぜなら、もし完璧に終わらせても、
また翌日になればモグラ叩きのゲームのように、
またやるべきことが出てくるからです。

「本当に大事なことから手をつけていく」
「自分の中で優先順位を決める」

それは、とっても大切なことですね。


私の優先順位のTOP3は、
命に関わること、家族のこと、美味しく食べることになりましたが、

あなたの優先順位はなんでしょうか??

今までたくさん頑張ってきたのですから、
できないことはできない!でいいと思います。

ムリをして抱え込んで
私のように強制ストップがかかる前に、
ぜひ「あなたが大切にしたいこと」「時間を使いたいこと」を
本気で考えてみてくださいね。

答えは意外とシンプルかもしれません。


なんだか面白い夏になる予感がします♪


 都築まきこ



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都築まきこ(つづき・まきこ)

人物紹介写真

名古屋市生まれ。20代前半にナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』(きこ書房)を知り、それまでの人生を省みる。以来、自身を実験台に、引き寄せによる多くの願望成就を体験。この体験をつづったアメーバブログを2010年12月に始めたところ、たちまち評判となり、全国から問い合わせが殺到。2011年からは「幸運アドバイザー」という肩書きで、引き寄せの法則とワクワクを伝える活動を全国各地で展開し、同年秋には「幸運アドバイザー養成講座」を立ち上げた。現在も、認定した幸運アドバイザーの方々と、「自分自身がよい状態であること」、「いつも笑顔」をモットーに活動中。

著書に『ココロの枠をはずしたらどんどん願いが叶いだす♪』『欲張れば欲張るほど幸せになる引き寄せの法則』(ともにパブラボ)、『ピンクのハンカチを持てば必ずいいことが起こる♪』(大和出版)、『あなたのままで奇跡を起こす!』『本当にスゴイ!思い込みを変える魔法』(ともにきこ書房)がある。

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