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【第85回】【誰かのために…を手放す】

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2022.10.22
From 都築まきこ

引き寄せの法則を知ってから、

意識をして「封印」している言葉があります。



それは、

「誰かのために」という言葉です。





誰かのために何かをする。

そう決めたり言ったりした時点で、

そこにエイッッ!と

変な力が入っちゃう気がするからです。






自分自身を振り返ってみると、

過去、誰かのためにと思って動いてきたことは

誰かのためではなく自分のためだったり、

誰かのためといいながら

行動する理由が欲しかっただけ…

ということもありました。





立場を置き換えてみると

わかりやすいかな??



「あなたのために旅を計画したのよ」

「あなたのために夕飯をつくったのよ」

「あなたのためにあの人を紹介したのよ」

「あなたのためにたくさん仕事したよ」




うーん。

気持ちは有難いけれど、

べつにそんなに頼んでないよ…

と、グレーな気持ちになったりするかも。





こうしたことは

親子関係でもあるかもしれません。



「あなたのためを思って言っているのよ」

「進学できないと困るから

あなたのために勉強してほしいの」


などというセリフも、

もし実際に言われたら、

「違うでしょ。

私のためじゃなくて、お母さんのためでしょ?」


なんて思ってしまいそう。

(自分のことを振り返ってみても、

反抗期あるあるですね)





そう、誰かのためにって思うことは、

間違っているわけではないけれど、

ほんの少しの差で

「エゴ」にもなりやすいので、

ここは気をつけたいところですよね。





私自身のことでいうと、

「引き寄せの法則」的な考え方がとても好きで、

自分の人生も変わりましたし

たくさん面白い経験もしてきたので、

本音を言えばぜひこの引き寄せワールドを

みんなで楽しんでいきたいのです。



でも、世の中には、

人それぞれに「知らなくていいこと」もたくさんあって、

必要としていない人に、

それを受け入れるよう勧めるのは「エゴ」になります。





どれだけ私が引き寄せの法則が好きでも、

全然興味のない人に

「絶対にこれを実践してね」

とは言えませんし、

「私の本、読んでね」と押しつけることもしません^^





興味の対象が同じになったときに

自然とわかり合えたらいいなぁ…くらいに考えているので、

我が家のメンバーは、

私の本やブログに触れることはありません。

(長男だけは、

高校で読書感想文を書くときに、

本を買うのがもったいないから…という理由で、

私の本を流し読みしていました。

そして、

ママが書いてること俺は普段からやっているしー…と、

自信満々で言われました・笑)



長男もそれっきり、

私の発信することには興味がないようです。



彼らにとっては、

「知らなくていいこと」なのです。



でも、「私の世界」に興味がなくても、

他の部分で「同じ」とか「わかる」ことがたくさんあるので、

仲良く生きていけるのだろうなぁと思います。





だから、どれだけ良かれと思っても、

「あなたのために」という理由で押しつけない!と決めています。

(ときには、こう考えたらラクなのになぁ〜

って思うこともありますが。

それも、あえて言いません)





面白いなぁと思うのは、

「誰かのために」をやめてみると、

今度は「自分のために」なることが

自然に引き寄せられてきます!!



それは、

「誰か」にエネルギーを向けるのではなく、

「自分」に向けるからなのでしょうね。





エネルギーを向ける矢印がどこを向いているかで、

その先の流れは変わります。



みんな「自分のために」生きていく!

まずは自分にエネルギーをつかう!


そうやって許可を出せたら素敵ですね。





それでも、

誰かのために何かをしてあげたいときは、

「これは私のためにやる!」

と、先に決めてしまうのも

エゴにならなくていいですよ。



「美味しい夕飯をつくって

みんながたくさん食べてくれたら、

私が嬉しいからそうしよう!!」



「親孝行の旅を計画するけれど、

実はこれ私にとってご褒美の旅なんだぁ」



などなど…



「あなたのために」を「私のために」に変換すると、

エゴにもならずに、

私のためになることが本当に引き寄せられてきます。





こういう考え方一つで

心がスーッと軽くなったりするので、

誰かのために頑張りすぎちゃっている人は、

まず「自分のために」を考えてあげてくださいね。





 都築まきこ


※都合により今月に限り第2、第4土曜日の更新とさせていただきます(きこ書房編集部)。



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都築まきこ(つづき・まきこ)

人物紹介写真

名古屋市生まれ。20代前半にナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』(きこ書房)を知り、それまでの人生を省みる。以来、自身を実験台に、引き寄せによる多くの願望成就を体験。この体験をつづったアメーバブログを2010年12月に始めたところ、たちまち評判となり、全国から問い合わせが殺到。2011年からは「幸運アドバイザー」という肩書きで、引き寄せの法則とワクワクを伝える活動を全国各地で展開し、同年秋には「幸運アドバイザー養成講座」を立ち上げた。現在も、認定した幸運アドバイザーの方々と、「自分自身がよい状態であること」、「いつも笑顔」をモットーに活動中。

著書に『ココロの枠をはずしたらどんどん願いが叶いだす♪』『欲張れば欲張るほど幸せになる引き寄せの法則』(ともにパブラボ)、『ピンクのハンカチを持てば必ずいいことが起こる♪』(大和出版)、『あなたのままで奇跡を起こす!』『本当にスゴイ!思い込みを変える魔法』(ともにきこ書房)、最新刊に『願いをかなえる私になる!ワクワク28日間引き寄せレッスン』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。

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